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「君は、広子の彼氏の、えっと……」
「村上です。
広子には須田って呼ばれてますが」
成瀬に須田は軽く頭を下げていた
少し遅れてやって来た篤は、
須田の横に腰を下ろした
「あの男は?
成瀬さん、あの男結局どーなりました?
警察にチクるんじゃないですか?」
「ああ。
それは心配すんな。
話が付いて、追い返した」
「金ですか?」
そう言ったのは須田で、
成瀬も篤も須田に視線を向けた
ああ、と成瀬は頷いた
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