確執

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「――出るか?」 そう再び言われ、辺りを見渡すと、 他の席の人達がチラチラとこちらを気にして見ている テーブルの上は料理だけじゃなく、 真っ白だった布のテーブルクロスもワインを吸って、 真っ赤に染まっている 「――はい」 再び、食事を楽しめるような状況じゃない 先刻の楽しい時間は、もう戻って来ない
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