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空が薄緑のもやもやに戻っても私は空を見上げ続けていた。
小さな私は降りてくることなく、私の周りを回っている。
(わたしね、やりたいことたくさんあるの。お姫様の住んでるお城に行ってみたり、サンタさんに会ったり、一日中遊園地で遊んだり。もしもあなたがよければ連れて行ってほしいな。)
そう言って彼女は星の光に吸い込まれていった。
帰ろう。と自然に思えた。
久しぶりに実家に顔を出そう。母さんも父さんも会いたがってるかもしれない。
それに、あそこには小学生から高校生まで付けてた日記がある。
私にはまだまだやりたいこと、やらなきゃいけないことがあるみたいだ。
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