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「俺も華澄の役に立てるように頑張るよ」
「アタシは、風太と一緒に仕事ができればそれで充分!」
「今日の歓迎会、楽しみだな」
「ねーねー、明日休みだし、歓迎会の後風太の部屋で二次会やらない?」
「えっ? 俺の部屋で?」
「そう! 明日休みだから、夜更かししても大丈夫! それに、アタシは風太の隣の部屋だから自由だし!」
俺は転職を機に、会社が所有しているアパートで一人暮らしし始めたのだが、まさかの華澄は隣の部屋なのである。
それで、こんなことを言い出したのだろう。
だとしても、付き合ってもない男の部屋に自分から来ようとするなんて...マジで勘違いするぞ。
「お、俺はいいけど...」
「やった! 楽しみだね」
にっこり笑顔を向ける華澄。やはり可愛い。
こうして仕事をするのも楽しい午前中となったのだった。
◇ ◇ ◇
「お昼はどうする? 私はこれから近くのレストランに行くけど」
午前中の仕事が終わり、美華さんに声をかけられた。
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