入社初日は緊張します。

13/16
前へ
/158ページ
次へ
 「ただいまー...ってあれ? 2人ともまだ食べてなかったの?」  噂の美人女上司と亜美さんが、コンビニから戻ってきた。  「あ、話すのに夢中になってた...」  「わー、さっそくノロケですかー?」  亜美さんが、冷たい視線を俺たちに向けた。  「違うから! でも、先に食べてるよりは良いでしょ?」  「ま、そうですねー。じゃあ、食べましょう」  こうして俺は、初日から3人の美女と共に昼食を食べ始めたのであった。     ◇    ◇    ◇  「あ、すみません。トイレに行ってきても良いですか?」  午後から雑用を頼まれ書類に目を通しているなか、どうもタイミング悪く尿意が訪れた。  「場所分かる?」  「分からないので、探してみます」  「分からないなら、ついでに亜美ちゃんに社内の案内してもらって♪」  「分かりました。相原さん、行きましょっか」  「ちょっと待ってください! それ、アタシじゃダメなんですか?」  亜美さんの後について行こうとしたところで、華澄は美華さんに申し出た。
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加