入社初日は緊張します。

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入社初日は緊張します。

 「ふうた! 緊張しなくても大丈夫だからね。アタシがいるんだから」  俺が緊張している理由。それは、今日が新しい会社への入社日だからだ。  大学時代に同じ学科だった華澄に紹介してもらい入社した会社だが、これからどうなるのか、不安が募るばかりだ。  入社日である今日は、華澄と約束して会社まで一緒に来たのだ。  「これから、上手くやっていけるかな...」  「大丈夫、みんな優しいから! それに、風太の仕事はアタシたちのサポート役。それはつまり、難しい仕事ではないってことだから」  華澄が属している部署は、総務部。そこで俺は華澄たちのサポートというわけなのだが、どういうことをすればいいのやら...。  「総務部って、何でもやるイメージがあるんだけど...」  「まあ、そうだね。でも、これからは風太と一緒に仕事ができるから、毎日楽しくなりそう!」  俺に満面の笑みを向ける華澄。俺としても、華澄と一緒に働けるなら毎日が楽しみだ。
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