入社初日は緊張します。

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 「いやいや、そういうわけには。ぼくが年上でも、この会社では後輩なので」  「えー? まあいいや。そのうち敬語じゃなくなればそれでいいです」  なんだか、気だるそうな感じの子だな...。  「それじゃあ、挨拶も済んだことだし、相原くんは私と一緒に物置まで来てくれるかしら」  「分かりました」  「それじゃあ2人とも仕事しておいてね」  「はーい」  「はい、分かりました」  「それじゃあ相原くん、行こっか」  「はい」  「相原くん、鍵閉めてもらっていい?」  如月さんの後についてきたまま部屋に入ると、そう促された。  「え? はい...」  ここ、どう見ても物置じゃないよな...。  ていうか、応接室?  「はあ〜、つかれた」  如月さんは大きなため息をついてそう呟くと、ソファに座り脚を組み始めた。  なに、この状況...。  「相原くん、肩揉んでくれない?」  「え? 肩...ですか?」  「そ、肩揉んで。私疲れてるから」
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