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まさかそんなところを舐められるとは思わなかった。
触って欲しかったけれど、手だ。舌じゃない。
生ぬるい舌で舐められるのと、指で擦るのとは段違いだ。強い快楽を与えられ、腰が自然と揺れてしまう。
「あ、あ、ああ、うぅ、や、や」
「陽向、気持ちいいんだろ、ほらここ」
根元から先まですべて舐めあげたあと、東園が舌先で先端をつついた。おそるおそる見ると陽向の先端から東園の舌先につっと先走りが糸を引いていた。
「も、……練習、今日は終わりにして」
衝撃的な光景に両手で顔を覆った陽向は涙声で呟いた。
もう受け止めきれない。
あとはもうトイレでちょちょっと擦って出すから心配しないで、と言いたくなる。
「まだ始まってないけどな」
「……はい？」
陽向の太もも裏を掴んで押し広げるよう足を開かせた東園は、太ももの内側に何度か吸い付いた後、舌で線を書くようにゆっくり移動した。
向かう先がどこだか分かる頃には舌が後孔へたどり着きビクビクと震えるそこに口づけた。
「濡れてるな」
濡れているのはとうに知っている。知っているが聞きたくなかった。
「陽向の匂いが強いな、すごい、煽られる」
はぁと中身のつまったため息を落として東園の舌が濡れた周囲を舐めはじめる。舌の感触が、恐ろしいほど性感を刺激する。
「んっ、あ、ああ、」
「中はどうだ？」
顔を離した東園はさっきまで舐めていたところを優しく指の腹で丸く撫でたあと、ぴくぴく動く中心を強く押し、中へ入ってきた。
自分でも触ったことがないところだ。
「ん、んん、はっ」
さっきまで少しは我慢できた声が、吐き出さずにはいられなくなっている。
ゆっくりと、中を確かめるように触られる。じわじわと這い入る感触。
指が入っているだけなのに身体を支配されているような感じがしている。
「ああ、」
「痛くないか？」
痛くないどころかずっとこれが欲しかったと身体が伝えてくる。
発情期の時疼いてしょうがなかったところだ。周りを押し広げるようにしながら慎重に進んでいく。
「ん、ああ、あ、ああ、ぁ」
「奥も濡れている。陽向気持ちいい？」
陽向が頷くと深い口づけがくる。
後ろをかき混ぜられながら、口の中までねっとりと刺激され、堪らず東園の背に手を回した。
もっと近づきたい。もっともっとと思う。
ずっと続いて欲しかったのに東園の唇は不意に離れた。はあはあと息を乱し、昂ったままぼうっとしている陽向の後ろから今度はずるりと指が抜かれた。
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