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「こんなに濡れて」
東園に貫かれたい、期待に身体が震える。
しかしそこに挿ってきたのは予想より細い、東園の指だった。そんなのじゃ満足できない、陽向は大きく首を振った。
「あぁ、ん、指、じゃやだ」
「一応、確認。すぐ挿れる」
ずるっと指を抜いて東園はコンドームの箱を取る。
やっと挿れてもらえる。甘いと息を漏らす陽向の後ろに硬いものが押し当てられる。その熱さに胸が震える。
「ふ、あぁ、」
「すごいな、匂いが強い。頭がクラクラする」
腰を両手で強く掴み陽向を引き上げるようにして東園は強く貫いた。
「あああっ、あうぅ」
「ふ、ああ、なかが熱い」
東園の硬く勃ったそこが疼いていた陽向の粘膜を強く擦りながらねじ込まれてゆく。
待ちわびていた刺激に陽向はのけぞる。
気持ちが良くて堪らない。来るべきものが来た、入っていなきゃならないものが、ようやく来た感じ。
少し腰を引いたあと東園は更に奥へと性器を突き立てる。
「やああっ、ああ、あああっ、」
「いや? いたい?」
ぶんぶんと首を振る。いやなんて言った覚えがないけれど、そもそも言葉を自覚して出していなかった。ただもう、身体の感じるまま喘いでいるだけだ。
陽向はいやどころか先端が突くそこをもっともっといじめて欲しくてたまらなかった。
「もっと、奥、してっ、かおる、してぇっ」
「……発情期すごいな。普段の陽向なら絶対言わない」
自分の倍はありそうな東園のそれを飲みこんだまま、陽向は尻を突き出すように揺らした。まだ足りない、全く足りていない。
陽向の願いを聞いて、東園はゆっくりと抽挿をはじめる。
「もっ、と、いっぱいっ、あああっあ、おく、もっと」
「堪らんな。陽向可愛い」
徐々に激しくなる抽挿に陽向は身体ごと揺さぶられる。熟れきった中が動きでぐちゅぐちゅと音を立てる。良くて良くて堪らない。
「ああ、いい、いい、あっ、いく、い、い」
「いけよ。発情期中いくらでも突いてやるから」
「あああ」
白濁を勢いよく吐き出し陽向の身体はひくひくと大きく震える。
出しても、陽向の芯は満ちていない。今出したのにもう足りない。
「まだ、かおる、」
「ああ、まだまだだよな。俺もだ」
東園は陽向の身体を仰向けに変え、見上げる陽向の額にキスを落とす。
額から目元、頬、唇にキスをして今度は陽向の首筋に吸い付いた。
「ん」
敏感になった皮膚を舐め、吸われ陽向は萎えきらない前を東園の身体にこすりつける。
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