怪獣とヒーロー

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怪獣とヒーロー

ある日のある朝、ある町のある家でのお話し。 1人の子供が巨大化したヒーローと怪獣が戦うテレビ番組を見ながらお菓子を食べていた。 子供は食べ終えた菓子袋をゴミ箱の方に放った。 「はいれっ!!」 カサっ 放り投げた菓子袋は音を立てて、床に落ちた。 「あーー!おしいっ!!」 その様子を見ていた母親が子供の後ろから声をかけた。 「ケンタ!ちゃんとゴミはゴミ箱に入れなさい! それに、もうテレビはお終いだよ」 ケンタはテレビに夢中で母親の言葉には返事もしなかった。 すると母親は再度、語気を強めて 「ケンタ!早く歯磨きしなさい!」 と言った。
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