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ベッドで横になる、僕に背を向けて、朝日の漏れるカーテンからのうっすらとした陽光が彼女の白い華奢な身体をくっきりと写しだしていた。
寝てはいない。
時折、肩を揺らして、細い腕は涙を拭くために動き出すからだ。
僕は、かける言葉を失っていた。
今までなら、早く服着て帰れ!くらいの事を言えば事足りるのだが……
大きな美しい瞳から流れる涙と彼女の言葉を聞いて僕は、2年もかけてコーティングした僕のやわな本性が、すっかり現れて、かける言葉を……失っていた。
全体に華奢な身体だった。
背中しか見えないが、アバラがなんとなく浮かんで……
腰も尻も太ももも細めの白い彼女の身体の奥から……
僕の身体にあったそれが、彼女から漏れ出して……
お尻から、太ももから流れ落ちて、真っ白なシーツへと流れ落ちて、僕のした事の酷さをみせしめるように、無言の彼女の身体から……溢れ出ていた。
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