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「どっちも正解でしたー!」  え?なにそれ?  香奈子は満面の笑みで続けた。 「でも雄馬が非凡で異常なお付き合いを望んでいることはわかったわ、私にしか出来ないお付き合いになるように頑張るね!好きよ!雄馬!」  そう言うと香奈子はいきなり俺に抱きついて、 「ブチュっ」 と声に出しながらキスをしてきた。 「うわぁ」  放課後とはいえ教室に残っていた何人かの生徒は、いきなりの出来事に目を丸くしていた。 「ちょ、ちょっと香奈子」  香奈子は悪戯っぽく笑いながら言った。 「非凡でしょ」
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