0人が本棚に入れています
本棚に追加
昨日会社の同僚、上司と酒の席にいた。
最初の一杯のビールで済ませるつもりだった。珍しく1週間素面で通していた。酒を呑むと鬱々とすることが多くなると何となく分かってきていた。
お前は酔っぱらわないとつまらないと言われ何となく期待に応えたくなった。ためらいはあった。流れ流されビールを五杯呑んでそこそこ酔っぱらって帰った。
朝起きると眼鏡がないことに気づいた。
いくら探しても無かった。
うっすら腹が立ってきていた。
無い、どこにも無い。
そんなに調子に乗っていたのか?
駄目だ。呑んだのは俺だ。俺が悪い。損を被る奴が悪いのだ。分かっている。そもそも呑みたくて呑んだんだろ?気持ち良かったんだろ?率先してボタンを押して注文したじゃないか。
にも関わらず同僚、上司の顔が浮かぶ。駄目だ。俺は駄目だ。
こんなことで批判的になるのは心が弱いからだ。心が弱い。
なんだ。なんなんだ。攻撃性を抑えられない。弱いからだ。泰然自若としていられない。
うずうずする。じっとしていられない。
最初のコメントを投稿しよう!