声優 御堂刹那の副業 聖夜が終わるまで

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「お願いします、もう少し、もう少しだけでいいんです……  この子と一緒にいさせてください……」  ()()()がつぶらな瞳で自分を見詰めている。このままずっとこの子と一緒にいたい。だが、それがゆるされないことを(かつ)()も解っていた。 「今日はクリスマスイブです。あの時できなかったことを、してあげたいんです……  お願いします……せめて今日が終わるまで……」  隣にいる若い女性は黙ってうなずいてくれた。
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