432人が本棚に入れています
本棚に追加
「さぁ。
もう辞めてんじゃない?
キカタンで売れっ子ってわけでも無かったと思うし。
それに、AV女優なんか年に千人以上デビューすんだから、
それと同じ数だけ辞めていってんだよ」
「そうですか……」
じゃあ、もう彼女が何処でどうしているのか分からない
もしかしたら、ナツキは知っているかもしれないけど、
知ってても、彼からは何も行動を起こさないだろう
「AV女優の賞味期限は短いし。
売れなかったら、余計に。
お前だって、一年後にこの世界に居るかどうか分からないだろ」
そう言えば、
成瀬の事務所と私との間に一応有る契約は、
一年間
その後は、続けるも辞めるも私が自由に決めていいのだと思っていたけど、
本当は、その一年後に私がAV女優としていらなかったら、
辞めて欲しい、と定めた期間なのかもしれない
最初のコメントを投稿しよう!