一章:うざいのに好かれたから殺していい?

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一章:うざいのに好かれたから殺していい?

「真由っ!転校早々遅刻するぞ!」 『うぇ〜待ってくれねぇかな〜?変装中〜』 「なんの…って…」 俺は地毛は金髪、黒目(ハイライトほぼ無し)だがスプレーで真っ黒に染まった髪にコンタクトでハイライトの入った黒目になっていた。そして、久々によく寝たため隈もなし。完璧だ。 「え、誰だよ」 『うるせー』 「(え、だって元々の顔はいいんだからさ。ちょw誰おまw)」 『おい雪路、何したんだよ行くぞ』 「はいはいわぁったよ」 がシャンがシャン 『え、何この音』 「なんか門の方だな」 『あれ…人じゃねwww』 「うわ、まじだw」 『あ、門に登ってんな』 「猿かよw」 「あ!!!お前らも編入生か!!!」 『え、俺ら?』 「それしかねぇな。いや、お前だろ」 『え、お前もだろ』 「『???』」 「おい!無視すんなよ!!」 なんか黒もじゃのいかにも変装してます⭐︎的なのが門の頂上から吠えている。 『あー面倒ー』 門の下にくるとせっかく門の頂上にいた黒もじゃはこちらに降りてきた。 『なんでまたこっち来たんだよ。そっち行って開けろよ』 「別にいいだろ!!?」 『声がデケェよ。耳がいてぇ』 「俺は猿川弥生(サルカワヤヨイ)だ!お前は!?」 『ぶふぉっ!!さっwひっwくるしっw』 こいつ!名前も猿かよwww!!! 「?なんだ?さひくるし??あぁ!左飛久留志(サヒクルシ)っつーんだな!!?」 『あ?ちげぇよ…俺は』 …やっべw偽名覚えてねぇぇぇwww 「こいつは羽間悠(ハマ ユウ)で、俺が古雪潤(コユキ ジュン)だ。よろしくな」 「お、そうか!ユウにジュンだな!よろしくな!」 『あ、おう』 ありがと雪路様!と視線を送ると気持ち悪りぃと返された。え?…見ただけなのにどんな口調か理解できたの?こわぁいwww 「何してるんですか、貴方達は」 「はい?」 「ん?あぁ、編入生は三人でしたね。申し訳ありません。ずっと門の隣にある扉が開いてるのに入らないので」 あいてる!?はぁぁ???扉の鍵があいていようが、扉が閉まったたら閉まってるんだよ!くそが!! 『チッ、ゆき……潤…行くぞ。あー、あとなんだ、えーと猿…くん?』 「ブフッ」 「違うぞ、俺は猿川弥生だー!あと弥生って呼べよ友達だろ!?」 『えっ、』 「え」 『あ、あー、ね友達(?)ね、うんそうだねー(棒)』 「じゃあ、行こうか悠、さr…弥生」 「おう!」 「早く入って下さい。ホームルームが始まってしまいます。歩きながら説明しますね。」 うわっ、あれだ。こいつ…あー、そう、、猫かぶりだw 「お前!綺麗な顔してるな!名前!なんて言うんだ!?」 「あ、すみません、申し上げておりませんでしたね。私は生徒会副会長の百合綾栄(ユリアヤエ)と申します。三年S組です。」 「俺は猿川弥生だ!弥生って呼べよ!あと、その嘘臭ぇ顔やめろよ!」 「えっと…バレバレ…ですかね?」 「おう!お前の考えてることわかるぞ!」 「理解してくれるんですか?」 うっそだぁ〜wなんか勝手に会話始めてるけどあってすぐ理解できるとかそれこそ嘘くせぇw 「うふふ…あなたとは気が合いそうです。というより気に入りました」 チュッ 「ん”ん”っ〜〜!???」 『??????????』 「真由、顔(コソ)」 『え、何してんの??』 「ほぉっておけ」 え、だって…気に入ったからって…初めましてでキスするか?普通 「うわぁぁぁ!アヤエ何したんだよ!」 バキッと音が鳴ったと思ったら副会長が飛んでいた。 「おい!ジュン!ユウ!行くぞ!!!!」 猿は俺たちの手を掴みダッシュで逃げてしまった。 道に迷ったよ。くそ。もうホームルームとか言ってる場合じゃねぇよ。俺たちなら道分かったのに猿が無闇矢鱈に手を引いて走るからだよ(イライライライラ) 『おい猿…弥生!道わかってたのにお前が無闇に走るから迷ったろうが』 「ちょっと悠…!(面倒なことになるから…ふざけんなよ」 副音声が聞こえてくる?気のせい気のせい 「なんでおこんだよ!アヤエから逃げただけだろ!?」 「あ?俺らは副会長と話してねぇわ。お前が一人勝手に好かれただけだろ。」 「なんでそういうこと言うんだよ!?」 「なんでなんでうるせぇよ“猿”!!」 おっとwついに俺キレて猿って言っちゃった(てへっ) 「猿じゃねぇっつってるだろ!?」 『!!』 バコッ 『っ痛ぅ…てめぇ殺されてぇみてぇだなぁ』 「おい!悠!!」 「んだよ!ジュン!これは「お前ちょっと黙ってろよ?悠が正気に戻るのに時間かかるから死にたくなければ早く北方向に進んで校舎行け。」っ…んだよ!!」 『黙れよ。テメェは名前と体(身体能力)以外に頭も口も猿かよ、あ??』 「お前こそっ!!「早く行けって言ってんだろ?本当に死ぬぞ?」『殺されてぇなら殺してやるよ…』っっっ〜〜!!叔父さんに言いつけてやる!」 「(猿はまぁ、だっせぇぇ文句言いながらだけど…行きましたね。でも真由が…)」 『ぐぅぅぅzzzz』 何もなかったです風に寝ている真由は穏やかな表情で、実力にそぐわない、華奢で可愛らしい姿だった。 「殺しなんてしなきゃ本当可愛いのにな。」 と言っていてもムカつくので 「おい、くそ野郎行くぞ💢」 寝ている真由に蹴りを食らわせておいた
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