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『ごめん雪路…寝てた。疲れた。今何時?』
目を開けると俺を見下ろした雪路がいた。くそっ見下ろすんじゃねぇ!!じゃなくて…俺は確か潜入してきてうぜぇ奴にキレてそんで…またかよ。
「雪路じゃねぇ潤だ潤。お前は悠だ。」
『あ、そうか。なぁ潤?猿は?』
「はぁ、猿じゃ…まぁ、いいか。あいつならお前が寝る前にとっくに校舎に走らせたよ。大丈夫か?」
俺は服についた汚れを叩きながら雪路の後ろについていく。相変わらずなんだこの安心感は!
『ん、大丈夫だけどちょっとまだ疲れてる。でもいいのか雪…じゅ、潤…!遅刻…』
「あ、平気だろ。ボスに連絡しといてもらったわ。」
『ジジイが?あ!今何時だっけ?』
「今は九時。お前が寝てからそれほど経ってねぇよ。」
『そうか…』
俺はこんな調子でやっていけるのかと呟いていたら、だ。
「誰だよお前(引)」
『うるせぇっ!!!』
なんか引かれた。心外!!
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