プリンセス強子ちゃん

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あたしは、何より、幼馴染みのシンちゃんの涙に弱い。 「もう! じゃあ、したらいいじゃん、モデル」 「ええっ? じゃ、じゃあ、強子ちゃんも一緒にしよ」 「は?」 シンちゃんは、声を掛けてきた若い男に、躊躇いがちに言った。 「きょ、強子ちゃんと一緒なら、してもいいです……」 若い男は、あたしを、じろじろと見まわした。 「あんたさあ、フツーなんだよね、特に可愛くない」
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