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一応、通勤時間なのかな。
日本のリーマンの通勤風景とあまり変わらないけど一番違うのはその足元だ、スーツ姿が多いのに足元はスニーカーだったりしてる。
ジョギングしながら職場に来てるのか、なる程。
そしてその人混みに紛れて歩く俺がふとデカいショーウィンドウに気付く。
そこに写っている俺は、人混みの中で全く違和感が無かった。まるで最初からこの国の住人のように馴染んで写っている。
父親の国であるという事は、こういう事なのか。
見えない筈の俺の父が笑ったような気がした。
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