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本棚に追加俺は急いで家に帰り、シャワーを浴びて出勤した。
『行橋先生…ちょっといいかな?』
『校長先生…昨日はすみませんでした』
『行橋先生が謝る事はない。桐生を助けたでしょ?』
『でも、あんな怪我させて』
『そんなに責任を感じるなら、彼のケアを行橋先生にお任せしてもいいかな?親御さんも海外だし、君は家も近いから。こういうことは同性の方がいいかと思うんだが』
『もちろんです、俺が全力で』
『頼んだよ、諸々は君の判断に任せるから』
俺は校長室を出て、ため息を突く。
俺がゲイなんて思いもしないだろうな。
俺は一日の仕事を淡々とこなし、一目散に病院に駆け込む。
「桐生…どうだ?」
「先生…近くに…」
「どうした?寂しかったのか?」
「アイツらの親が…揃って謝罪に来た。警察沙汰にはしないでくれって」
「許せねぇ…そういうのは学校通せって言ってあったのに」
「もういいんだ。僕も忘れたいから」
「それでいいのか?親御さんは?」
「親には詳細は話してない。ちょっと喧嘩して怪我したって言ってある。恥ずかしいでしょ?男に性的に襲われたなんて言えない」
「そうか…でも、これからは俺が側にいるから。辛くなったら俺に言え」
「ホント?先生が側にいてくれるの?」
「ああ、ずっといる。校長にも一任されてる」
「え…それって。仕事でって事?」
「ん?ああ…これでも教師だからな」
「……」
「桐生…どうした?」
「それなら、いらない。ひとりの方がマシ」
桐生はプイッと顔を逸らす。
「桐生…ワガママ言うな。こうでもしなきゃ、お前の側にいられないんだ」
「先生…それって…」
「バカ…言わすな。こうしてでもお前の側にいたいんだ」
「…ちゃんと言ってよ。約束したでしょう?」
「ああ…もう、その顔やめろよ。我慢できなくなる」

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