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「い、いやいや。何言ってるんですか。俺が更新してるんですよ」
「お前、そういうことやるタイプじゃなかっただろ」
「じゅ、十年経ったら色々変わるんですよ」
「俺には分かるんだよ」
「……っ」
真っ直ぐな瞳で見られながらそう言われ……思わずドキッとしてしまった。
それと同時に、これ以上は誤魔化せそうにないと悟る。
俺は俯きがちになりながら、ゆっくりと言葉を発した。
「……あのSNSは、職場の店長が更新してるんです。で、でも他の人には内緒にしてくれませんか?」
ファミーユの従業員しか知らない秘密を、世間に知られるわけにはいかない……。だから先輩を、何とか口止めしないと……。
すると先輩はーー。
「ん? 別に誰かにバラそうなんて最初から思ってない。不安にさせたなら悪かったな」
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