🌙おまけ✨初めての朝、の初めての夜

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 俺が願ったせいなのかそれとももともとそうなのか、指を増やしてもすんなり受け入れる。ゆっくりその内部を撫で回した。耳元でライラの熱い息遣いが渦巻く。前の方もまた固さを取り戻した。 「大丈夫そうだから、いったん抜くね」 「……んっ、はぁあっ」    指を引き抜くと、ライラの全身の力が弛んだ。汗ばんだおでこにキスを落とす。 「すっごく上手。俺も、もう入りたい」  シャツを脱ぎ、ズボンを下ろす。ライラは熱に浮かされたような目で俺を見上げ、両腕を伸ばした。 「……来て。僕もはやく、一緒になりたい」  ――あああもうこの子は!! 手加減できなくなるからそんなに煽らないで!!!  ライラの両脚を持ち上げ肩にかける。緩んだその場所に自分のものをあてがった。  そのまま腰を前傾させると、高まった熱の中にずるずると潜り込む。 「……んっ、ああ」  無意識に声を漏らしたのは自分の方だった。頭がおかしくなりそうな快感が、稲妻のように全身を駆け巡る。どうしよう動けない。 「……リュカ、大丈夫?」  ライラが気遣うような声を出した。――心臓が暴走して、身体中が痺れるように熱い。 「……大丈夫じゃない。気持ちよすぎて、どうにかなりそう」 「嬉しい。僕も、気持ちいい」  セックスならいままで数えられないほどこなしてきたのに、これまでと何ひとつ比べ物にならない。こんなに感覚が違うのは、相手が好きな子だから?  ライラの両手が俺の頬を優しく包み込む。
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