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━━━━━ダムラス帝国 城内
近衛兵、侍従、城内で働く貴族達は床に倒れ眠りに落ちていた。
大きな戦闘があった形跡は無く床に転がっている人達を避けながら、リィムゥ一行は足を進めていた。
もうすぐダルヴェニーの元にたどり着く。
先行していたセンの前に突然黒い大きな球体が現れる。
全員武器を手に身構える。
黒い球体から現れたのはジュドルとポンズだった。
「みんな、無事か?」
ジュドルは禍々しいオーラを放ちまるで別人のようだ。
「ジュドル…君なのか?」
ロカが信じられないような表情をしている。
「ふ、ふふ…そうか覚醒したのだなジュドル!これで少しは戦えるぞ!」
リィムゥが興奮している。
「俺の記憶も力も俺から受け継がれたようだ。無限に力を使えそうだな」
「君の魔力量は賢人に匹敵するかそれ以上じゃ。魔力切れを起こす心配は皆無ぞ」
「す、凄いな…覚醒ジュドルか」
「城内に強大な魔力反応は二つ。すぐにそこまで行けるがどうする?」
「よし、行こう!」
「ちょっと待って一度作戦を確認しない?」
センの提案に一同は話し合う事にした。
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