第一章◆すべては止まる

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『そういえばさー』 『あのイタ電ストーカーはどうなった?』 『まだ続いてるの?』 さっきまで璃咲と話してた話題がカナデくんから上がる。   『カナデくんに話して…』   『んー、二週間くらいした頃からかな』   『なんだかぱったりとなくなったよ』   『なんだったんだろーねー』 『そっかー!よかったよかった』 『ずっと気になってたんだよね!』 かなり滅入って落ち込んでいたあの時、カナデくんは精神的支えになってくれた。 本気で心配してくれて嬉しかったし、楽しいやり取りで嫌な事を忘れさせてくれたんだ。   『いろいろ心配かけてごめんね』   『…ってより、ありがとねー』
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