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「あいよー。どこに行けばいい?」
迷うことなく即答してくれる、いつでも付き合いのいい璃咲。大好きだよっ!
場所は悩んだ挙句、結局いつもの駅で待ち合わせをすることになった。
電話からわずか30分後。
「おー、早いっ!ありがとねー。急に呼び出ししちゃってゴメンね」
「いいよ。私もちょうど暇してたし、大丈夫!」
とりあえずどこに向かうでもなく、私達はぶらぶらとし始めた。
いろんなお店を回り、話したい話も一段落した頃。
そういえば…と、璃咲が掛け時計を見たいというので、私達は雑貨屋さんに行くことにしたんだ。
「私の部屋にある時計ってさ、目覚まし時計で使ってるのしかないんだよね。壁に掛けるやつでかわいいのないかなー」
「うんうん、さっき行ったあそこの店、結構種類があったじゃんね。もう一回あそこに行こっか」
いつも来る、私達のお気に入りの雑貨屋さん。
今はセール中みたいだけど、平日ということもあってか店内のお客さんはまばらだった。
「あ、この時計かわいくない!?あー、あれもいいな!」
新作がいくつも入荷した時計コーナーに、興奮を隠せずにはしゃぎまくる璃咲。
普段は割とクールなのに、かわいいものには目がないんだよね。
いやー…今日も無邪気でかわいいなー。
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