第三章◆再開

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「学生?社会人?終電までは時間あるし、ちょっとだけでいいからさ!もちろん俺らが奢るから、少し飲みいこうよ!」 わわー!ずっとついてくるよー。 いてててて。ヒールが高い靴で来なきゃよかったなー。 そんな事を考えつつ、たまに振り返り、愛想笑いをしつつも私達は半分無視して歩き続けた。 この手の人にしては割としつこく、5分ほど歩いてもまだ話しかけながらついてきていた。 駅までは明るい歩道があり、人もたくさん歩いている。 こんな中で何かされる訳もないだろうし、もう最後まで無視しよう。 璃咲と目を合わせ、『このまま行こう』というジェスチャーだけ送った。 無駄に多く吸い込むことになった冷たい空気が、喉の奥をキリキリと刺す。 駅まではあと50mほど。 先には交番もあり、それを見てほっとひと安心した時だった。 「つかよー、無視すんなよ!マジでうぜーなー!もういいよ、ブス!!」 は?はぁーーー!? その一言には私もさすがに腹が立ち、とりあえず睨んでやろうかと思ったその瞬間だった。
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