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「学生?社会人?終電までは時間あるし、ちょっとだけでいいからさ!もちろん俺らが奢るから、少し飲みいこうよ!」
わわー!ずっとついてくるよー。
いてててて。ヒールが高い靴で来なきゃよかったなー。
そんな事を考えつつ、たまに振り返り、愛想笑いをしつつも私達は半分無視して歩き続けた。
この手の人にしては割としつこく、5分ほど歩いてもまだ話しかけながらついてきていた。
駅までは明るい歩道があり、人もたくさん歩いている。
こんな中で何かされる訳もないだろうし、もう最後まで無視しよう。
璃咲と目を合わせ、『このまま行こう』というジェスチャーだけ送った。
無駄に多く吸い込むことになった冷たい空気が、喉の奥をキリキリと刺す。
駅まではあと50mほど。
先には交番もあり、それを見てほっとひと安心した時だった。
「つかよー、無視すんなよ!マジでうぜーなー!もういいよ、ブス!!」
は?はぁーーー!?
その一言には私もさすがに腹が立ち、とりあえず睨んでやろうかと思ったその瞬間だった。
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