プロローグ〜誓い〜

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だから、俺は今ここで、この青空に誓う。 「俺、たとえお前が嫌がったとしても、絶対にお前のこと離さねぇから」 ……実際には、彼女に本気で嫌がられてしまったら、すぐに離してしまうのかもしれない。 彼女が嫌がるようなことは、絶対にしたくないから。 ……でも、 「それはこっちのセリフ。頼まれても、離れてやんないから」 彼女が笑ってそう言ってくれるから、俺は堂々と誓えるんだ。 「ずっと一緒にいような!」 「ずっと一緒だからね!」 2人の声が見事に重なってしまって、俺たちはしばらく笑っていた。
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