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『よし、じゃあ昼前に出よう。何食べたいか考えといて。店とか場所も希望があったら教えてくれよ』  あっさり承諾してくれた遼くんのメッセージを見て、ドキドキが止まらない。 『わかった! すごい楽しみ~!』  胸がいっぱいで、それだけ書いて送信ボタン押した途端に一気に身体中の力が抜けた気がしたよ。  大袈裟だけどホントにそうとしか表現できないんだって。  だって小学校三年生の頃からずーっと、わたしは遼くんが意味で好きなんだ。  何年経っても覚めないこの想いは、もう夢みたいな『初恋』なんかじゃない。  ううん、初恋には違いないんだけど、そのままホンモノの恋になった感じ、かな?   ……片想いだけどさ。  スマホを机に置いたまま、わたしはもう何も考えられなくてベッドに寝転がった。
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