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プロローグ
「あっぶねー!行ってきます!」
心士が走るのも無理はない。
早くしないと遅刻確定だからだ。
「おい、心士。危ないだろ!乗る?
親父が送ってくれるから乗れよ!」
「え?親父さんに怒られるだろ?」
「やあ、赤井くん。乗りなよ、
送ってくよ?ダッシュより早いよ?」
「えーと……じゃあ、お言葉に甘えて……」
「心士、毎日当番は辛いだろ?
関とか三沢とか橋本に代わってもらえよ。」
「じゃあ、義信が代わってくれよ。」
「そ、そうだなあ……。」
「じゃあ、放課後は義信で決定だな?
居残りは避けてくれよ?」
「わかった、避けるさ!」
「頼んだぞ!」
「任せろよ!」
「そう言って居残りだろ?」
「今回は避けるさ!」
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