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早々に、箸を置く。
「サキ、また、これだけしか食べないの?
倒れちゃうよ!」
同僚の、あかりが、心配そうに声をかけた。
「サキ、あんた、随分痩せたね。」
そう言ったのは、アヤカだった。
「そうそう!その言葉を待っていたのよ!」
サキは、心の中で、そう思い、クスリと笑顔になった。
そして、細く、長い、華奢な脚で、社員食堂を闊歩していく。
喫煙室に入り、痩せる為のサプリメントをガリガリとかじる。
サプリメントをかじっている時と、煙草を吸っている時が、一番、幸せを感じる時である。
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