明日、世界が終わったって。

episode．５

莉恋と、恋話やら美容のことやら話し合って、２時間。
「そろそろ寝よっか！あ、甘寧！今、布団出すから待ってて。」
「うん。ありがとね。」
−２分後−
「出来たよ！寝よっか！」
「莉恋ありがとー！おやすみなさい！あ、明日、起こしてね？」
「wわかったー、ほんと、甘寧は朝無理なんだからw」
−朝−
「甘寧！起きて！遅刻するよ！」
「...ん。莉恋？」
「そうだよ！起きてってばぁー！」
「...！やばい！遅刻する！莉恋、起こしてくれてありがと！」
「早く準備して！」
「はーい。」
−学校−
「ギリ着いた...。甘寧！着いてきた！？」
「...着いて来てるよ。莉恋、足速い...。」
−教室−
「皆、おはよー！」
「おはよー！甘寧、莉恋！遅刻しそうだったねー。」
「あ、先生来る！莉恋、早く座ろ！」
「うん！」
ｶﾞﾗｯ
「はい。おはよう。皆。今日も遅刻はいないようだな！」
「いませーん」
「皆！今日は、転校生が来てるぞー。」
「えー！誰！？イケメン！？」
「国宝級のイケメンだぞ！さぁ！入ってきてくれ！」
「イケメンかな！？甘寧！」
「さぁ...。」
ｶﾞﾗｯ
「...こんにちは」
「転校生の佐伯紘人くんだ。」
「佐伯紘人です。結構陽キャなので気軽に話しかけてください！ﾆｺｯ」
...
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「キャァァァァァァァ！！！」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「マジで国宝級じゃん！」
「俳優！？」
「カッコいい！」

「マジでイケメンだね。莉恋。」
「...イケメンだわ...」
「莉恋ー？戻ってこーい」

「じゃあ、佐伯は澄春の隣の席だ。」
「は！？」
「は！？じゃないわ。澄春。お前、授業、よく寝てるんだから佐伯に監視させる。」
「はぁ〜！？」
「甘寧、隣があんなイケメンだったら寝れないねw」
「甘寧、ガンバ〜！」

「よろしくおねがいします！澄春さん？ﾆｺｯ」
「あ、よろしくおねがいします。」
「俺、君の監視役、任されたから、今日から一日中澄春さんのコト見てるからね？」
「はぁ...。」