諦観

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諦観

棘々としたドームのてっぺんに咲く濃いピンク色の花。 厳しい砂漠で生きていくサボテンのある生活は、私を強く変えてくれるかもと思ったけれど、そんなことはなかった。 むしろ、小さな命にすがる私を嘲笑っているようだった。 当然と言えば当然の話だ。 やっぱり自分の力で頑張るしかないみたい。
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