風船
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風船
誰かが手放した風船が舞う。青い空によく映える赤。風に乗って見えなくなった。 思いを馳せるのにぴったりなそれは、いつか地に落ち価値を失う。美しい赤は、自然に水を差すゴミとなる。消えることもできないまま罵られ続け、這いずり回ることだろう。 せめて私だけはその運命を嘆いてやろうと思う。
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