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「ねえ、お母さん、どうしよう? 好きな色がたくさんありすぎて、どれも一番に思えて決まらないんだけど…」
「あら…困ったわね。じゃあ、おばあちゃんにそのまま言ってみたら? 好きな色がたくさんあるって」
どうして良いか分からず、お母さんに相談した優太だったけれど、その答えには納得が行かなかった。
「ダメだよ! だって、おばあちゃんは“一番”って言ったんだもの。一つじゃなきゃ!」
優太は諦めずにもう少し考える事にした。
(ごめんね、おばあちゃん。もう少し、もう少しだけ考えさせてね。待っててね!)
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