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第1話 転生した話。
目の前でニコニコしてる女神さん。
頭の上に金色の輪っかが浮かんでる俺。
こうなった経緯を説明すると、
おおよそ二時間前…
「なんだここ?」
樹海の中、俺は現代社会に嫌気が差し、
自殺をしようとさ迷っていた。
しかし間抜けにも手ぶらで
来てしまい、餓死ルートまっしぐらだった。
そんな時、巨木の前に建てられた、
古びた壁の割には異常に窓や庭が綺麗な館を見つけた。
「どうせ誰も居ねぇだろ。ロープくらいあっかな」
この時は何とも思わなかったが、
そういえば古い館のハズなのに、扉が簡単に空いたな。
「すっげーな……」
すごく豪華な玄関。
しかしそこにつるむ蔦。
これがまた美しさを増させる。
もう恐れなど知らず、一歩踏み出す。
ギシギシ…ギシ……
バキッ
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