俺とステッキの話

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「……」 「寝てるんですかね?こうなれば秘密のステッキパワーで……!!」 「起きてるよ」 「お、起きてましたか。では改めて……私と契約して、魔法少女になろうよ!!」 「なりません」 「……え?」 「酷く驚くな。ってかお前は誰だ?ステッキ……だよな?」 「はい。ステッキです。それ以上でもそれ以下でもあります」 「どういうことだってばよ」 「まあまあ。で、正式名称があるんですが、長くて忘れたのでステちゃんとお呼びください」 「いいのかお前、それで」 「はい。で、私ステは今回、地球に未曾有の危機が迫っているのを感知したのでピョーンと異世界から飛んできました」 「うさぎかな?」 「ピョン!ピョンピョン!!」 「うさきではないな」 「がーん!!」
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