小さい頃の記憶

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息苦しくなるような場所(ここ)。 いつも一人。 でも。 周りを見渡せば山がたくさんあって、川があって、いろんな花がたくさん咲いている。 見るには、いつまでも楽しめる場所(ここ)。 いろんなお花を見るのは楽しい。 あたしの悲しい気持ちが無くなるなら。 いつも、歌を歌っていた。 あたしの大好きな歌。 ♩~~~お花に水をあげましょう。いろんな花へ。蝶々が飛んできて遊ぶのよ。目に映る景色は誰のもの?あなたの心に光が咲く~~♩ いろんなお花を見て歌うだけで嬉しくなる。 心が温かくなって、気持ちがいい。 その時、遠くから楽しそうな笑い声が聞こえてきた。 あたしの場所(ここ)は、お花がたくさんあるけれど、声が聞こえてくる方へ視線を向けてみた。
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