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さすがに体液だけでは限界があると思ったためにローションを出したのだが、最初と同じように涼の襞を少しの間刺激したあと人差し指を涼の中に入れると、やはりさっきよりはスムーズに注挿することができた。
「…ふっ…ぃ…ッ…!」
指先を入れたり出したりしながら、涼の隣に体を横たえてその顔を覗き込むと、涼が全力で嫌がっている苦悶の表情をして耐えているのを見て、
(やっぱり今日は無理か)
と、ため息を吐く。
「ねぇ、リョウ…」
再び体を引き起こした浩太は、指の動きを止めないまま、呻き声を時折零す涼に話しかける。
「おれのしてること…ちゃんと忘れないでね?」
「…なん、で…?」
浩太の言う通り、追加された液体はすぐに暖かくなった。
しかもその追加されたモノでどんなにぎゅっと力を込めても浩太の指の動きを止めることができず、出入りを繰り返されるたびに背中が粟立った。
「大丈夫…すぐに良くなるから」
鳥肌を立てる涼を宥めるように裸の背中を撫でた浩太は、涼の中に入れていた指の向きを変え、再びゆっくりとした挿入を開始する。
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