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己れの感情に素直なだけじゃなく、快楽にも従順な涼が愛しくて、笑みを零しながらその胸元に両手を這わすと、すっかり固さをなくしたあずき大の乳首を親指と人差し指の腹でくりくりと捏ね回す。
「まだッ…ン…すんの、かよッ」
くにくに、と両手で弄ると、涼の乳首はすぐに固くしこる。
その感触に気を良くして先端を中指で擦ると、涼は背中を浩太に預けて体をベットから離し、切ない声で呼び掛けてくる。
時々出そうになる喘ぎ声を懸命に堪えようとしている涼の目を見た浩太は、
「まだ最後までしてないからね」
と言って、乳首への愛撫を執拗に続けた。
(それに)
上気した顔が色っぽい、と思いながら軽く唇を合わせると、浩太はちらりと下肢へと視線を向ける。
――思っていた以上に、濃い体液。
こんなに厭らしくぬめっているモノを使わない手はない、と思いながら、浩太は涼の乳首を弄っていた手の動きを止め、さっきまで涼がしがみついていた枕に手を伸ばした。
「これ抱いて、うつ伏せになって」
乳首攻めから解放され、快感に震える息を吐いていた涼は、何が始まるんだ? と思いながらも、浩太の言う通りに胸元に押し付けられた枕を抱きしめる。
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