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そのままごろりとうつ伏せになろうとした涼だったが、浩太に両足首を掴まれると同時にぐっと押し曲げられ、胸に抱いた枕に膝頭をくっつけた体勢でうつ伏せになる。
ころり、とひっくり返されてみれば、正座の状態で浩太に尻を突き出したポーズを取らされたことに気づくが、枕の下に腕が入ってしまっているせいで、自分の格好に気づいたもののその体勢からのリカバリができなかった。
なんだよこの格好、と言おうとした涼に対し、
「さて、ここで問題」
と浩太が声を発したことで、言おうとした言葉が胸の中で掻き消えた。
「へっ?」
「男同士でする時には、どうやってセックスするのでしょうか?」
丸まった体勢を大人しく取り続ける涼の腰に手を当て、もう片方はさっき二人して出した体液でぬめる涼のクレパスに差し入れながらそう言うと、ビクリ、と涼の体がわななき、尻の間に入り込んだ浩太の指を締めつける。
尻肉に指を挟まれても気にせずその間に指を差し込んだ浩太は、人差し指の腹で固くしこる襞を摩る。
(まさか…)
固く窄まる襞を、零した体液を利用してくすぐるように摩ると、体を固くしているのとは裏腹にヒクヒクと襞を蠢かし、蕾を開かせようと指を動かす浩太を刺激する。
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