反乱開始

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反乱開始

 xxxx年、植物による反乱開始。  原因は植物の数が減り、彼らが子孫を残していく為に進化した、と考えられるが実体は明らかではない。  しかし、仮にそうだとすると、それらは『植物』という遺伝子を伝え続けるために、一夜にして急激な成長を遂げたとこになる。  自然の意志とは恐ろしいものである。  ビルは崩壊、道路も容赦なく植物の根に埋もれ、第二期の起こった大陸は半壊した。  植物は枯れ葉剤や放射能ばかりでなく、火をも無効とし、もはや我々の太刀打ちできることではなかった。  人類の成長には限界がきていたのかもしれない。  その後も植物は成長し続けたため、人類は『空』へと逃げた。  近代科学の最先端技術を駆使し、主要都市がカプセル状のバリアに囲まれ、それぞれをパイプラインで繋ぐ。  空に人類の生活の場が作られた。  しかし、それでも植物との衝突が幾度もあった。  ところが、自然の摂理というものはやはり不可解なものである。  植物が子孫繁栄のために人間の敵になるほどの存在となったのが自然の摂理であるならば、それに対抗しうる人間が生まれたことも、また、自然の摂理であった。  しかし、植物に対抗する力を持った者はわずか三人。  我々は彼らを『ガイア』と呼び、各国の支援の元で植物対抗政策を練ってきた。  追記:三人目のガイアの行方は捜査中
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