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「あ、でも向こうに彼氏いたらどうすんの?」
「いないから大丈夫!」
「あー……それも確認済みなのね……」
今度は無言で、再びドヤ顔のグッドサインをキメてくる。
「問題は、いつ切り出すかだな」
「思ったんだけど、そこまで会話する仲ならまず連絡先聞く方が良いんじゃない?そこで断られたらそもそもデートも無理だろうし」
「確かに!!」
お前たまには良いこと言うじゃねえかと呟きながら、カバンからメモ帳を取り出し早々と何かを書き込んでいた。多分ラインのIDでも写しているのであろう。
あれ、でも今書いていると言うことはこの後渡す気でいるのだろうか。
「それ、これから渡すつもり?」
一応確認のために尋ねる。
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