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リビングのソファーに寄りかかる様にして、床に胡座をかいた彼の膝の上に、向い合わせでのる。
立っているよりも顔が近くなり、抱き締めやすくなる。
「あー、帰ってきたって感じだなー」
「……おかえり」
「ん、ただいま」
頬に軽くキスして、囁くと、お返しにと耳たぶをあまがみ、こめかみ、唇にとキスをされる。
「元気にしてた?」
「……してない……」
「確かに、痩せてる。………困ったな」
「?…太ったんじゃないからいいでしょ?」
「や、体型じゃなくて……体型も大事だけど…俺はもっちょっと肉があった方が……じゃなくて、体調悪いなら手が出せないなーって……」
何気に回されていた手が、胸にきている。
「お前、ホントに意地悪だ」
「なんで?心配してるのに?」
ニヤニヤしている彼の頬を両手で固定して、唇を重ねる。
チュッと何回か方向を変えながらキスをする。
自分からする事は、ほとんど無く、恥ずかしさで顔が赤くなっている自覚がある。
そして、初めての試みで自ら舌を絡める。
遠慮がちに重ねられたソレに、彼がクスりとしているのがわかる。
「いつも、余裕でムカツクっ!!」
唇を放すとムスっと頬を膨らませて胸を叩く。
「そんなことないって、もう、腰抜けたよ。
で?どうする?」
「きくな!バカ、バカ、バーカ!ばー……」
ドンドンと胸叩きながらの訴えの途中で噛みつかれる様に唇が重ねられ、すぐに舌を絡められる。
唇が耳たぶをなぞり、首筋に痕を残し、いつの間にかはだけさせられた胸元吸い付かれる。
何度も繰り返され、白い肌に花びらが散る。
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