私の説明書

1/3
前へ
/3ページ
次へ
(1)なんかの映画のセリフで死ぬのも人生の内と言っていた。そう私は何をするにも.『どこか冷めている』…怒りや喜びといった感情もあまりない。物心ついた時から冷めていた、家柄も勉強も顔も性格ですら悪かった…私の小さな時の写真を見ても笑顔で写っているのはほとんどない。そして死を恐れていた、そう。私は難病だ。10歳まで生きられないと医者も言っていた。だけどお涙ちょうだい的な事も書きたくないし思わない。中年になった今でもたまに思う、生まれてこなきゃよかったと…名作といわれる映画を見ても… どこか冷めている。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加