第2章 インターネットの花子さん

1/2

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

第2章 インターネットの花子さん

「やったー! 早速フォロワーさんができたー」  翌日、親友の豊川麗(とよかわれい)に報告した。 「昨日、テウッターに登録したらハナコさんって言うフォロワーができたよ」 「ハナコさんなら私もフォローされてるよー」 「え、マジ!?すごい偶然じゃん!」  ちょうどそこでチャイムが鳴った。  一度会話を終わらせ、授業を受ける  休み時間に麗とあの話の続きをしていると、クラスメイトの新宮(にいみや)さんから話しかけられた。 「ハナコさんってもしかしてハナコさん?」 「ってなに?」 「都市伝説のインターネットの花子さんのこと。知らないの?」 「何それ?」  と麗が聞く 「インターネットの花子さんは、ハナコさんっていう人にフォローされた人が何故か失踪してしまう、ってやつ。」 「え、何それ、こわ・・・」  麗が驚く。  私も初耳だった。そもそもとして麗も私も怖い話や、都市伝説は苦手だった。 「まぁでもそれってただの都市伝説じゃない?気にしない、気にしない」  と麗が明るい声で言った。 「確かに、あんまり気にしない方がいいか。」  そこで予鈴がなる。授業を受けつつもさっきの会話を思い出していた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加