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第2章 インターネットの花子さん
「やったー! 早速フォロワーさんができたー」
翌日、親友の豊川麗に報告した。
「昨日、テウッターに登録したらハナコさんって言うフォロワーができたよ」
「ハナコさんなら私もフォローされてるよー」
「え、マジ!?すごい偶然じゃん!」
ちょうどそこでチャイムが鳴った。
一度会話を終わらせ、授業を受ける
休み時間に麗とあの話の続きをしていると、クラスメイトの新宮さんから話しかけられた。
「ハナコさんってもしかしてあのハナコさん?」
「あのってなに?」
「都市伝説のインターネットの花子さんのこと。知らないの?」
「何それ?」
と麗が聞く
「インターネットの花子さんは、ハナコさんっていう人にフォローされた人が何故か失踪してしまう、ってやつ。」
「え、何それ、こわ・・・」
麗が驚く。
私も初耳だった。そもそもとして麗も私も怖い話や、都市伝説は苦手だった。
「まぁでもそれってただの都市伝説じゃない?気にしない、気にしない」
と麗が明るい声で言った。
「確かに、あんまり気にしない方がいいか。」
そこで予鈴がなる。授業を受けつつもさっきの会話を思い出していた。
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