第2章 インターネットの花子さん

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ー2週間  ニュースを見ていると、高校2年生の女子生徒の不可解な殺人事件が取り上げられていた。  その女の子は死亡する直前までテウッターでチャットをしていたことだけが分かっている。   チャット相手は不明だったらしい。  同い年の子が殺されたことに恐怖を覚えつつ、学校へ向かった。  朝のHR(ホームルーム)の時間になっても麗は来ていなかった。遅刻をしたことがない麗にしては珍しい。  そして、珍しく担任の横井(よこい)先生が暗い顔で入ってきた。いつも元気満々なのに。  先生が重々しく口を開いた。 「つい先程連絡があった。豊川麗が死んでしまったそうだ。」
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