6人が本棚に入れています
本棚に追加
恋人同志なんだから、もっと相手に踏み込んでも良かったのかもしれない。
体の力が抜け、床に体をあずけ天井に視線を泳がせる。
ん?とあることに気付き勢いよく体を起こした。
稔・・今はまだ一人ってことだよね、だったら、今ならまだ間に合うかも?
消せずにおいたラインに打ち込む。
[荷物届いた、ありがとう。九州行ったことないから遊びに行ってみたい]
私にとっての精いっぱいの、甘え・・・
待つ事4分。シュポっと音がした。
[部屋片づけて待ってる]
よかった・・・
もう少し早く、気づけばよかった。
自分の気持ちに素直にならなくちゃってことに。
end
最初のコメントを投稿しよう!