SDGsって何?初めて知った人にも分かりやすく解説します!

1/1
前へ
/1ページ
次へ
 寿司を食べた。    小皿には醤油が残っている。    そこでふと考えた。    今まで、小皿の醤油を使い切ったことなんてない。    いつも小さじ3分の1ぐらいは残っている。    もったいない。    一人分だとたかが知れている廃棄醤油量    しかし、寿司は恐ろしいほど多くの人間が食するものだ。    1年間で日本人が寿司を食べた際に廃棄する醤油の量は、月に一回寿司を食べるとすると、    5cc(小さじ一杯の三分の一)×12×1億人=60億cc=600万L    1年間に日本人が残す醤油で25メートルプールが12個埋まる。    SDGsが提唱される今日、このような無駄を見逃してはいけない。    だからといって、小皿を持ち、ぐいっといくわけにもいかない。            本当か?ぐいってしちゃダメなのか?    別にいいんじゃないの?    確かに塩分は気になる。小さじ一杯にも満たない量であろうと、醤油は醤油だ。そのまま飲むにしては塩分が多い。    しかし、この醤油をスープにすると考えて欲しい。    スープにする場合、ここに出汁を入れることとなるだろう。    この場合、醤油は最後に回し入れる味の調整役を先に担うこととなる。    このスープと小皿に入った醤油を比べると、醤油の方が出汁の塩分が含まれていないため、相対的に塩分が少ない。    じゃあ問題ないのでは?    ぐいっといってもいいんじゃない?    また、醤油だけで作ったスープと考えることもできる。    醤油に少しお湯を足したとしよう。    ほんのちょっとだけだ。    果たしてそれは、薄口醤油なのか、それとも濃いめの、醤油をベースにしたスープなのか、このいずれかに決定しろと言われた時、誰がそれを決める事ができるだろう。    何ccの水分を足せば、それは薄口醤油からスープへと変化するのか?    その境目は誰も決めてくれない。    だったら私が決めればいい。    1ccでも入れば、それはスープだ。    薄口醤油などという境界線は存在しない。    なぜなら寿司に濃口醤油は使われない、初めから薄口醤油が使われる。    それを更なる水分で薄めたのであれば、それはもはや醤油ではない。スープだ。    そう考えるより先に体が動いていた。    茶が入った湯呑みを手に取り、そこから、醤油が入った小皿へと湯(茶)を注ぐ。    ほんの少しだけ。    そして、間髪入れずそれを飲む。        一人が取り組む事で、問題が解決できる訳じゃない。    しかし、その取り組みが10人、100人、1000人と増えていき、その輪が広がる事で、食い止められる問題もあります。    未来の地球のために、私たちの世代ができること。    それがSDGs(Soy sauce Drinking Generations 醤油飲み飲み世代)なのです。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加