5人が本棚に入れています
本棚に追加
公園で
私は学校で虐められ、家で両親から虐待を受け、
家を出されてしまった。
帰る家がなくなった私は家の近くの街を歩いていた。
その日は平日だったため知っている人に合うことはなかった。
夕方
疲れた私は公園で休むことにした。
しばらくすると誰かの声が聞こえた。
?「今日も転入生が多かったなぁ。名前を覚えないとなぁ。」
最初は独り言だったが、次第にその声は近くなり俺の前まで来た。
?「少し遊んで帰ろかなぁ。」
?「はじめまして。俺は黒木希空。君は?」
俺はこの声を聞いてびっくりした。
なぜなら毎日聞いていた推しの声だったから。
?「君名前なんて言うの?」
「野々宮麗奈です。」
希「麗奈さんか。」
希「麗奈さん。家に帰らないの?」
「グスグス」
希「ヨシヨシなんかごめんね。」
「大丈夫です。何も知らなかったんですから。」
希「ねぇ麗奈さん。もし良かったら家に来ますか?」
「いいんですか?」
希「困ってるからいいよ。」
「ありがとうございます。」
そう言って希空さんは家に連れて行ってくれた。
最初のコメントを投稿しよう!