公園で

1/1
前へ
/9ページ
次へ

公園で

私は学校で虐められ、家で両親から虐待を受け、 家を出されてしまった。 帰る家がなくなった私は家の近くの街を歩いていた。 その日は平日だったため知っている人に合うことはなかった。 夕方 疲れた私は公園で休むことにした。 しばらくすると誰かの声が聞こえた。 ?「今日も転入生が多かったなぁ。名前を覚えないとなぁ。」 最初は独り言だったが、次第にその声は近くなり俺の前まで来た。 ?「少し遊んで帰ろかなぁ。」 ?「はじめまして。俺は黒木希空。君は?」 俺はこの声を聞いてびっくりした。 なぜなら毎日聞いていた推しの声だったから。 ?「君名前なんて言うの?」 「野々宮麗奈です。」 希「麗奈さんか。」 希「麗奈さん。家に帰らないの?」 「グスグス」 希「ヨシヨシなんかごめんね。」 「大丈夫です。何も知らなかったんですから。」 希「ねぇ麗奈さん。もし良かったら家に来ますか?」 「いいんですか?」 希「困ってるからいいよ。」 「ありがとうございます。」 そう言って希空さんは家に連れて行ってくれた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加