勉強日和!

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勉強日和!

【side 聖夜】  特部中央支部寮内の自室で、俺は数学の問題と格闘していた。  普段、高次元生物と戦うのが仕事とはいえ、勉強をおろそかにはできない。この課題も、明日には提出しなくちゃいけないんだ。 「えーと、ここを因数分解するのか?」  数学、昔から苦手なんだよな……。数字を見てるだけで頭がこんがらがるというか……。 「うーん……柊に聞いてみようかな」  柊は確か、俺に比べて数学が得意だったはずだ。柊に教えてもらえれば、分かるかもしれない。  昔から柊は理系科目が、俺は文系科目が得意だった。だから、いつも丁度良く分からないところを教えあってこれたんだ。 「……一応連絡した方が良いかな?」  柊に、『数学の課題が分からないから教えてくれないか?』とメッセージを送る。すると、しばらくして柊から返信があった。 『プリント持って談話室に来て!』 「談話室に?」  寮じゃ駄目なのか?でも柊がそう言うなら行った方が良さそうだな……。 「……よし。行くか!」  俺はプリントと筆記用具を持って談話室に向かった。
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